ご覧いただきありがとうございます。このページは、子供の忘れ物で怒ってばかりいる方の心を軽くします。
子供は忘れる生き物
忘れ物の天才か⁈と思うほど、たくさん忘れ物をするお子様も少なくないと思います。
例えば、宿題を提出するのにもたくさんのハードルがありますよね。
①宿題が何なのか学校で確認する。
②宿題のプリントやドリルを持ち帰る。
③家で宿題をやる。
④やった宿題を学校へ持っていく。
⑤学校で宿題を提出する。
①〜⑤まで全てやって初めて宿題ができた!となるのですが、いつもどこかでつまずいて、なかなか宿題ひとつ提出できなかったりしませんか。
お子様の忘れ物に、呆れ果てた経験をお持ちの方も少なくないはずです。
大人も忘れる生き物
では、次はお子様の事ではなくて、自分のことを振り返って考えてみましょう。
大人になったあなたも忘れ物をする事がありませんか?みなさん、大なり小なりあるのではないでしょうか。
まあ、これぐらいなら対処できるか、とその場で臨機応変に対応したり。あ、やっちゃった!ごめんなさい。と謝ることもありますよね。
そうなのです。改めて考えると、子供だけじゃなく大人だって忘れ物をしているのですよね。
つまり、子供も大人も忘れる生き物です。子供もあなたと一緒だということですね。
人間は忘れる生き物
そもそも人間って、忘れる生き物なのですが知っていましたか?
一説によると、忘れる事ができないと、過去の痛みの辛さが耐えられないんだとか、、、。
そう!人間は忘れる生き物です。というか、忘れないと生きていけない生き物なのです。
怒っても忘れ物は直らない。
さて、あなたの忘れ物、怒られたら直りますか?怒られるのが嫌だからって、忘れ物は直りませんよね。怒られたからってどうにもならないですよね。
だからお子様にも怒る必要はありません。忘れ物をしたら、そんな事もあるよね〜と受けとめてあげて欲しいのです。そして、次に忘れ物をしないようにする対策を一緒に考えてあげてください。
親御さんの中には、私は忘れ物はしませんよ!という、すごい方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は忘れ物をしないための対策をしっかりとされているのではないでしょうか?
子供と大人の違いは、この失敗と対策の経験の差だと思います。何度も経験して自分に合った対策ができれば解決できます。子供はその対策の仕方をまだ知らないだけです。ぜひ、その凄技をお子様にも伝授してあげてくださいね。
因みに、私は、自分の失敗談を子供に話しました。一人暮らしを始めてすぐの頃、実家に遊びに行った時の話です。自宅の鍵を実家に忘れて帰宅してしまったのです。鍵がない事に気付いたのは、車で1時間かけて一人暮らしの家に戻った時でした。もちろん家の鍵なので、後日郵送してもらう訳にもいかず、仕方なく実家に戻ることとなりました。合計3時間のドライブでした。この失敗から、私は家の鍵と車の鍵を同じキーホルダーにつける対策をしました。それ以来、同じ失敗はなくなったと伝えると、興味深々に聞いてもらえました。
忘れ物は誰でもするものです。ただ、同じことを何度も繰り返していてはダメです。ですから、そのための対策をたてれば良いのです。それでもうまくいかない場合は、対策を変えれば良いだけです。このことを子どもにきちんと伝えることが重要です。
忘れ物が多いお子さんは、悪気があるわけではありませんよね。だから、忘れてしまうと自信がなくなってしまいます。
追い討ちをかけるように、どうして忘れるの!と怒ってしまうと忘れ物は無くならず、自信だけが無くなります。
大人だって、いちいち自分の忘れ物を誰かに注意されたら嫌ですよね。忘れた自分を一番不甲斐なく思っているのは自分自身なのに、更に周りから注意されたらちょっとしんどくなります。
忘れ物が減ると、自分にもできるんだ!と自信が付きます!ぜひ怒らず一緒に対策をたててあげてくださいね。
対策①:ランドセルや教科書置き場を整える。
ランドセルは指定の置き場所を作ってあげてください。そして、教科書類の置き場所も指定の場所を作ってあげてください。
子供は想像以上に手間を嫌います。少しの置きにくさ、少しの出しにくさ、少しの分かりにくさがあると、置いてくれなかったりします。
大事なお客さまを接待するぐらいの気持ちで、子供の行動を想像して、貪欲に置きやすさの工夫をしてあげてください。
対策②:学校からのお手紙を出す場所を用意する。
学校から持ち帰った手紙を置く場所を用意してあげましょう。習慣にする事で、プリントの出し忘れを防げます。
対策③:下校後、すぐに明日の準備をする習慣をつける。
明日の事を早めに把握する事で、明日の持ち物などを余裕を持って準備することができます。
習慣はとても大事です。習慣になるまでとても大変ですが、一度習慣になれば、本人も親もとても楽になります。
対策④:登校前、下校後にやらなきゃいけないリストを作る。
やらなきゃいけない事は、目に見えるように表示してあげましょう。
習慣になるまでは、何をやらなきいといけないか、きちんと目で見えるようにしてあげましょう。
低学年のうちはマグネットを活用したりしてみましょう。高学年になったらリストを作るだけでもいいかもしれません。習慣になればリストも必要なくなります。
個人差がありますので、忘れ物が多いのであれば、高学年であっても目に見えるかたちにしてあげるのが良いです。


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