最初の印象が今後を大きく左右する。必ず復習を!
初めての職場で久々の社会復帰となると、生活の変化で一気にバタバタし始めると思います。しかし、仕事始めの特に2週間くらいは、仕事に集中しましょう。そして、帰宅後に、今日やった仕事の復習をする時間を必ず取りましょう。
最初のうちは、覚えることが山ほどあります。ですから、その日に教えてもらった事を復習せずに次の日に出社すると、前日のことを忘れてしまっている場合が多くあります。同じ質問を何度もする事になったり、ミスが多くなったりします。その結果、覚えが悪く仕事ができない、やる気がない印象を与えてしまいます。
そして、何より気にして欲しいことは、初めの印象は今後ずっと影響するということです。
初めに良い印象を持ってもらえると、ちょっとしたミスは大目にみてもらえたり、他人から見るとちょっと意味不明なナゾの行動も勝手に良い捉え方をしてくれたりします。
逆に、初めに悪い印象を与えてしまうと、ちょっとのミスも重箱の隅をつつくように指摘されます。そして、ナゾの行動は勝手に悪い捉え方をされたりします。
初めに悪い印象を与えてしまったら転職した方が良い、と言っても過言ではないほど、初めの印象が重要になってきます。
もし、復習する時間が取れないのであれば、それは、勤務時間が自分に合っていないか、社会復帰のタイミングが早すぎるのかもしれません。無理して始めても、周りにどんどん悪い印象を与えるだけです。居心地の悪い職場で無理して仕事を続けるのは、辛いばかりで良いことはありません。
入社後の一ヶ月間は超積極的に!!
初めての事、苦手な事は早めにどんどんトライしましょう。そして、どんどん質問して、早めに仕事を覚えましょう。
入社1ヶ月の人と半年の人、3年目の人では同じ質問をしても、周りの受け取り方は全く変わってきます。
仕事を始めて1ヶ月のうちは、誰もが優しい気持ちで教えてくれます。しかし、時間が経てば経つほど、そんな事も知らなかったのか、と変わっていくのです。
誰かが教えてくれるから大丈夫だと受け身でいてはいけまけん。三年目の人が、誰も教えてくれなかったから知らなくても仕方ないでしょ、なんて言い訳を言っていても、カッコ悪いだけです。
みんなが優しい気持ちで教えてくれる期間に、自分からどんどん吸収していきましょう。
そして、教えてもらった仕事を覚えるのは当然のことです。さらに、自分の仕事の前後も把握しましょう。誰が何をした流れで自分が続きをやっているのか。自分がやった仕事はどのように誰に引き継がれるのかも把握しましょう。
先輩の状況も気にかける
自分が仕事をしている時に、先輩が何をやっているのかにも興味を持ちましょう。
自分のことだけではなく、周りが見える人になると、先輩への気遣いができるようになります。
新人のあなたは間違いなく先輩に迷惑をかけています。それは仕方のないことですが、お世話になることが当たり前と思っていてはいけません。逆に、先輩を助けられることはないか、考えてみましょう。自分の面倒をみてくれることで大変な思いをしている先輩の状況を思いやる気持ちがなくてはいけません。
新人の面倒を見てあげなきゃと一生懸命になっている先輩からしたら、後輩からの気遣いは思いがけず嬉しいものだったりします。先輩を気遣えるようになると、可愛がってもらえるようになりますよ。
みんなに顔を覚えてもらう
新人のあなたには、指導役が1人いるかもしれません。その場合、きちんとその人に教えてもらいましょう。しかし、時には色々な人に質問をするのも良いでしょう。さまざまな意見が聞けて考えに幅が広がります。
ただ、注意すべきことは、同じ質問を色々な人に聞くのは辞めましょう。同じ質問を他の人にもしていると知ったら、最初に教えた人はいい気がしません。
同じ質問をしたいなら、誰々さんに教えてもらったけれど、この部分を忘れてしまったので、もう一度教えて欲しい、というような聞き方にしましょう。
そして、もしあなたが人見知りだったりすると、指導役の人とだけ喋るという形に無意識に固執しがちです。そんな方は、できるだけ他の人とも早い段階で積極的に会話をしてみましょう。
指導役がその場に居ない時などに、他の人に確認しても支障のない事であれば、積極的に他の人にも教えてもらいましょう。例えば、トイレの場所とか、休憩の過ごし方とかを聞くのも良いかもしれません。他の人とも仲良くなるチャンスですから、どんどん声を掛けてみましょう。
周りの人もあなたがどんな人なのか興味深々なのです。あなたが自分たちにとって味方なのか敵なのか本能的に調べているのです。私はこんな人間ですよ、と早めに伝える必要があります。
中にはぱっと見の印象で、苦手に感じる人もいるかもしれません。それでも誰にでも平等に声をかけましょう。むしろ、苦手な人にこそ積極的に声を掛けていきましょう。何度も助けを求めるうちに、意外に気に入ってもらえたりします。
早めに見切りをつけよう
どこにいても何かしら学ぶことがあるはずです。仕事の仕方や人間関係だけでなく、その仕事に就いた事で吸収できることは必ずあります。(ポジティブなことだけではなく、ネガティブなことも含めてです。)
もし職場で得たものは何か、を考えても何も浮かばなければ、辞めるのはまだ早いかもしれません。ただただ漠然と嫌だから辞める、といった感じで辞めてしまうと、また次の職場でも同じことの繰り返しが始まります。
ですから、辞める場合は、この職場で何を得たのかを必ず考えてみましょう。仕事の技術だけでなく、たとえネガティブな内容であったとしても、そのことが今後の人生に活かせる教訓となるはずです。
この仕事は向いてないと気付きを得たのならば、どの部分が向いていないのか突き詰めて考えてみましょう。同じ特徴のある仕事は今後は絶対に選ばないはずです。
そして、もう得るものがこれ以上無いと感じたら早めに見切りをつけましょう。
背伸びした仕事は、見栄を張るには丁度良いかもしれませんが、辛いだけです。
自分に合った仕事を見つけるのが良いでしょう。

コメント