子供へ生きる力をプレゼント 〜しなやかな心編〜

子育て

みなさん、こんにちは。子育て真っ最中のみちです。これから変化の激しい世の中に飛び出していく子供たち。親の私達がしてあげられることって何でしょうか。

あれこれ思い描く事があるかと思いますが、私が我が子にあげたいプレゼントは、しなやかな心です。しなやかな心とは、何か困難な状況になった時、大きくしなってその困難をかわす柔軟な心です。

失敗をしない生き方を望む訳でも、挑戦を避ける生き方を望む訳でもありません。失敗したっていいのです。どん底に行ったっていいのです。下にいるということは、それだけたくさんしなっているということ。そのしなりを活かして、もっと高く上に跳ね上がればいいだけのことなのです。どんなに困難な状況でも、粘り強くしなやかにしなれる心を育てたい、と常々考えています。

今回は、そんなしなやかな心強さを育てる為に私が気をつけている事をお伝えします。

叱られる事を悪ととらえない心を育てる。

叱られる事自体は、悪ではありません。直すべきところを注意してもらえる絶好のチャンスなのです。

ただ、叱られることが悪だと思っていると、叱られた内容よりも、叱られたということに傷付き萎縮してしまいます。そうすると、萎縮したことでさらに叱られるという悪循環が始まります。これを回避するために、叱られた内容だけに注意を向ける癖をつける必要があります。

また、叱られない事が良いことだと考えると、できるだけ叱られないような無難な行動をする癖がつきます。これは一見良いように感じますが、とても消極的な思考になってしまい、積極性がなくなります。

自分の意見を言える国語力を育てる。

大人になって自分の意見を言えない人は、どうなるか知っていますか。

以前の私は、意見を言いたい人がしっかり自分の意見を主張したら良いと思っていました。特に言いたい事のない人は黙っていれば良いと思っていたのです。人の悪口さえ言わなければ、みんなに受け入れてもらえると思っていたのです。

けれど、世の中の人は黙っている人を優しく見守ってくれる人ばかりではありません。

黙っていると、何を考えているか分からないから、と変に怖がられたり、自分より弱い人間だと判断して攻撃をしてくる人もいます。ですから、自分の意見をきちんと相手に伝える力が必要になります。そして、咄嗟の出来事にも、自分の考えをさっと相手に伝えられる力が重要になります。誤解や勘違いがなくなり、コミュニケーションが円滑になります。

今までは学校の成績をあげるために、国語の勉強はしなくてはいけないのだと考えていました。しかし、国語とは、人が生きていくうえで必要なコミュニケーション能力を学んでいるのだと考え方を変えました。

我が子の場合、なかなか自分の意見が頭でまとまらない、表現できないことが多くありました。ですから、きちんと自分の意見を言える人になるために、国語力を育てる工夫が大切だと考えています。

みんなに好かれることは不可能であると伝える。

好意2:中立7:嫌い1の法則を知っていますか。一般的に自分の周りには、自分のことに好意を抱いてくれる人が2割、どちらでもない人が7割、嫌いだと思っている人が1割いる、という話です。つまり、全員に好かれるのは不可能だということです。どうしたって、少なからず人は嫌われるものなのです。

以前、息子に困った出来事が起きました。他クラスの子から嫌な事を言われて落ち込んだのです。その時、私も悲しい気持ちになりましたが、一緒に悲しんでは駄目だと思い、平気な顔をして、こう伝えました。

『普通だよ。人は誰でも誰かから嫌われているんだよ。大切な事は、あなたがその相手に嫌がる事をしない事。無理してその子と仲良くする必要はないけれど、嫌ってくる相手に対して嫌がる事をしてもいいってわけじゃないからね。あなたは無視したりせず、普通に接するんだよ。』

さらに、人の気持ちは変わりやすい事も付け加えると、息子の気持ちは落ち着いたように見えました。

常に、自分がどうしたいのかを考えさせる。

人の意見や力に左右されすぎてはいけません。子どもには人のせいにして、恨んだり妬んだりせず、自分の人生を生きてほしいと思っています。

息子は被害妄想が強めでしたので、出来るだけ小さな事柄を利用して本人の気持ちが楽になる考え方を伝えています。考え方は大人になってもなかなか変わるものではありません。早いうちからちょっとずつ伝える事で、人のせいにしない、自分の人生を歩める思考回路を手にしてくれると期待しています。

息子は、何かを注意したりすると、すぐに『だって〇〇が…。』と人のせいにします。ですから、主語を自分にして話をするようにさせています。『で、その時貴方はどうしたの?』と聞くと、何か気付きがあるようです。

誰が何を言おうと、何をやろうと、それでよし!という選択をしたのは貴方であるという事を理解して欲しいのです。〇〇に言われたから、自分はそれに従っただけ、という考え方では、失敗をいつも人のせいにしてしまいます。言われた事を受け入れたのは、貴方。拒否する選択肢もきっとあったはず。

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