これから大きく育ち自力で社会に飛び出していく子供たちに私がプレゼントしたい力の一つは、体力です。
私は、子どもの頃から体力が人よりありませんでした。今になって、もっと子どもの頃から体力があれば人生が変わったかもしれないな、と思う事が山ほどあります。
既にお子さんが運動部に入ってバリバリ体を動かしていたり、スポーツの習い事や、公園に行って走り回る習慣のある方はこれ以降読んでいただく必要はありません。しかし、少しでも我が子の運動不足を心配される方はぜひこの先を読んでいただきたいです。
みなさんのお子さんには大人になった時、やりたい事がやれる大人になっていて欲しいのです。ぜひ子供のうちから体力をつけてあげてください。そして、自分の人生が思うように送れないお子さんが一人でも減ることを願っています。
体力ってそんなに大事?!
子供に体力って、確かに必要だろうけど、そんなに大事かな‥?と、思われた方もいるはずです。それは、自分に体力があったから、大切さに気付かないだけです。体力のない人にとっては、人生すらも左右するのでは、と思うほどの必須項目です。
「若い頃は体力があったんだけど、40歳を過ぎた頃から体力が落ちて‥。」なんて話をよく耳にしますが、皆さんの中にも体力の衰えに困っている方もいるのではないでしょうか?そんな方なら、子供の頃の体力の重要性が分かりやすいかもしれません。体力が落ちた今のあなたと同じ体力しかない子供の姿を想像してみてください。多感な時期に、友達からの誘いにも趣味にも勉強にも部活にも、なんだか疲れてやる気が出ない。やりたい事があっても、体調を考えるとセーブしてしまう。
皆さんのお子さんがこんな青春時代を過ごすかと思うと、なんだか悲しくなってしまいませんか。
体力がないと勉強にも悪影響
大人になった時に少しでも苦労しないように、自分の子供には勉強ができるようにしたいと考えている親御さんは多いと思います。
では、体力に関しても勉強と同じように重視しているでしょうか。運動習慣はないけど、勉強ができるからいいや、と安心しないで欲しいのです。体力は勉強と同じくらい今後の人生を左右します。そして、勉強の助けにもなりますし、運動をすることによって頭もさらによくなります。
私は小さな頃から一生懸命勉強をしていました。ですから、親に勉強しなさいと言われたこともありません。そんな勉強熱心な私でしたが、中学の定期テストは年に2、3回は休んでいました。理由は、テスト勉強の疲れによる体調不良です。ちなみに高校受験の当日も体調不良の状態での受験でした。テスト勉強のし過ぎでテストを休むとは、本末転倒ですよね。
勉強は、基礎体力があってこそ、本来の努力の成果も発揮されることを忘れないでくださいね。
では、次は大人になった時に体力のない私がどんな生活をしていたのかお伝えしますね。
大人になった時の私の生活
さて、私が体力がないと気づいたのは、意外にもかなり遅くて30代。
子供を出産するまでは、自分に体力がないということすら気付かずに、現状が普通と思いながら生活をしていました。そして、2人の子どもを出産し、日々重くなる息子のお世話をする過程で少し体力が付きました。この時、初めて自分に体力がなかったのだと気付いたのです。つまり、体力が少し付いて、初めて自分には体力がなかったという事に気付いたのです。
では、そんな体力のなかった私は独身時代どんな生活を送っていたのかご紹介します。
仕事はデスクワークでしたので、他の人と変わりなく働けていました。残業が多く、毎日22時近くまで仕事をしていましたが、仕事はきちんとこなせていました。ただ、帰宅後は何ひとつ手がつけれない程の疲労感でした。そして、土日は平日の疲れを取るために、家でのんびり過ごすことが定番でした。時々ワイワイお友達とお出かけをしますが、家に帰ってきた瞬間にぐったりでした。一人暮らしでしたので、家事も一苦労でした。掃除機がけは、そもそも掃除機が重たくて、なかなか毎日かけることはできませんでした。布団干しなんて、やった日には疲れてしまって、他の家事はほとんどできないほどでした。
この当時、自分の体力のなさに気が付かなかったのは、きちんと仕事ができていたからです。また、みんなも同じように疲れているのだと勘違いをしていました。そして、お休みの日にみんながお出かけをするのは、インドア派、アウトドア派のように趣味の違いだと思っていました。さらに、家事などが上手にこなせないのは、自分はズボラでダメ人間なのだと思っていました。
今振り返って思うのは、お休みの日にもっと色々な体験をしたり、色々な場所に行きたかったなということです。お休みの日は疲労感でずっとダラダラしていましたから、刺激を受けることもなく、自然と多くのことに興味関心が湧かない無の状態になっていました。
では次は、そんな私はどのような子供時代を過ごしたのかお伝えします。
子供の頃の私の生活
もともと小さな頃から運動が好きなタイプではありませんでした。公園でお友達と遊ぶ時も、シロツメクサで花飾りを作ったりすることが大好きな子供でした。親は仕事や家事で忙しく、平日の午後も土日も遊んでもらう機会はありませんでした。当然、お出掛けや公園に連れて行ってもらう事もありませんでした。ですから、習い事の習字に行くか、家でテレビをみたりしてごろごろ過ごす事が多くありました。
小学校の時は運動部でしたが、中学になると文化部でしたので体を動かすことは体育の授業ぐらいでした。中学生の時の握力測定で、1人だけ一桁で、みんなの力がすごくある事に驚いた記憶があります。
高校以降も体育以外で特定のスポーツをやる機会はありませんでした。年に数回友達とテニスやスノーボードを遊びでやる程度でした。因みに、運動をしていなかったせいか、20歳の時の骨密度は40代相当の数値でした。その頃、スノーボード初心者で、何度もお尻と一緒に手を着くことがあったのですが、大きく転んだわけでもなく、気付いたらいつの間にか手首を骨折していたことがありました。
いかがでしたか?あなたのお子さんの生活と似ている点はありましたか?もし似ているとしたら、このままの生活を続けると私のような生活を送る大人になるかもしれません。
息子たちのために私が心掛けていること
もともと体力のある方は、体力の作り方をご存知だと思います。ご自身の子供の時と同じように過ごさせてあげたらいいと思います。ただ、昔とは社会の環境が違うと思いますので、子供の意思に任せるだけではなく、積極的に外に連れ出す工夫もしてみてくださいね。
そして、私のように、もともと体力がなかったという方は、私がやった方法も試してもらえるといいなと思います。
私は、子供たちに体を動かす事を好きにさせる工夫をしています。休みの日に家族で公園に行くことを常に心がけています。サッカーやキャッチボール、自転車の練習などからだを動かしながら家族で過ごす時間を大切にしています。そして、大人になっても体を動かしてもらえるように心がけています。また、からだを動かす事が得意ではない息子に合うスポーツをさがしました。そして、息子のお友達と一緒に入り、今でも楽しんでからだを動かしています。
コメント